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新しい推定平均血糖値(eAG)はより正確にA1c値を反映します
September 02, 2009

2007年のアメリカ糖尿病学会(ADA)にて、A1Cを反映するのに最適な方法として推定平均血糖値 (eAG)が推奨されました。

従来はHbA1cと表記されますが、ここでは省略語としてA1Cを用います。A1Cは、赤血球の血色素であるタンパク質のヘモグロビンにブドウ糖が不可逆的に付いたものです(糖化ヘモグロビン)。A1Cは、測定時の食事に影響受けることなく、過去 8-12 週の血糖値を反映する検査値として、1970 年代に見出されました。一般に、A1C値が7%未満であれば、糖尿病のコントロールが良いとされています。また、A1Cの目標値に向けての厳密な治療がされることで、糖尿病合併症の発症・進展を防ぐことができると考えられています。平均血糖値(AG)は、A1Cの関連が報告されており、糖尿病患者さんにとって、%で示されるA1Cより分かりやすい実用的な日々の目標値として適していると考えられます。

A1c-Derived Average Glucose(ADAG) studyでは、世界の10ヶ所のセンターにて、507人の被験者に、少なくとも2日間の持続的血糖モニタリング(CGM)を4回、更に、1日7回(食前後、就寝前)の自己血糖測定を週3日施行した平均血糖値(AG)を算出し、A1Cとの比較検討がなされました。この結果、AGとHbA1cには密な相関が見出されています。

eAG mg/dl = 28.7 x A1C – 46.7 (R2 = 0.84, P < 0.0001)
この式を用いて、A1Cから推定平均血糖値(eAG)が算出されます。

今のところ、 eAGの使用はまだ標準化されていませんが、A1Cと関連している現在最も適した目標値として推奨されています。

出典:
The Diabetes Educator, August 2009.
Diabetes Care August 2008 vol. 31 no. 8 1473-1478.